平均寿命が延びている現代、体の痛みでいろいろな事を諦めざるを得ない方がいらっしゃるのは残念な事です。
最近、社会問題にもなっている、高齢者が高齢者を介護する老老介護などは、介護する側もされる側も大きな負担を伴います。特に介護をする側の方の腰痛が悪化したり、腱鞘炎になってしまったりと、体の痛みを感じる事も少なくありません。
また、寝たきりの原因の一つとして、腰痛・膝などの関節炎が挙げられます。高齢者の腰痛・膝などの関節炎を改善することができれば、寝たきりになる人がかなり減り、さらに寝たきりによる認知症などの軽減にも役立つと考えられています。 一般的に腰や膝の痛みは、加齢のせいだと言われていますが、痛みの原因を突き止め、適切な治療を受ければ、年齢に関係なく痛みの症状が改善される場合も多いです。実際に、80~90代の方からも「歩きやすくなった。」「杖が必要なくなった。」というお声を頂いています。
高齢者の体の痛みや機能が改善されれば、何事も自分で出来るようになるので、介護の手を借りる事も少なくなり、介護する側の負担も軽減されます。
何より、自分の事が自分で出来るという幸せは何事にもかえられません。
このような症状でお困りの方
朝起きると首・肩・腰が痛い、身体がダルイ。
膝に痛みがありグランドゴルフや旅行に行けない。
トイレが気になり、水分を控えてしまう。排尿トラブルで困っている。
杖がないと歩けない。
階段などでつまずきやすい。
おしりや太もも、足先までしびれる。
また手足に力が入らない。
階段の昇り降りで関節が痛い。
運動したいが痛みのため出来ない。
変形性ひざ関節症
加齢などに伴い、関節が変形して痛みが起こる病気です。患者数は推定1000万人とも・・・・高齢社会において増加しています。女性の患者が多く50歳を超えると急激に増加します。
「変形性ひざ関節症」「脊柱管管狭窄症」「骨粗しょう症」は寝たきりや要介護の状態を起こす三大要因とされています。
■変形性ひざ関節症とはどんな病気?
長年の使用や繰り返された負担、けがなどで関節の軟骨がすり減ったり、骨が変形したりする病気です。
■原因は何?
加齢・骨折・脱臼・十字靭帯や半月板の損傷・痛風・化膿性関節症で関節や骨の変形を生じています。女性や肥満の人に比較的多く、年齢とともに多くなります。
■症状の現れ方は?
初期はひざ周りにこわばり感。歩き始めや階段の昇降、立ち仕事や長時間歩行で痛みがみられます。痛みが強いときは、関節内に関節液(水)がたまり、膝が腫れて曲げると強い痛みを伴うことがあります。変形が進むと正座やひざをピンと真っ直ぐ伸ばす事が出来なくなります。
脊柱管狭窄症をチェック
背中をそらすと腰・足に痛みが出る。
おしりや太もも、足先にしびれや痛みが出る。
立っているだけで腰・足にしびれや痛みが出る。
足全体に脱力感・マヒが出ている。
前傾きになると痛み・しびれが和らぐ。
50m程の歩行で足に痛みやしびれの症状が出て歩けなくなる。(間欠性跛行)
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)とはどんな病気?
脊柱管が狭くなって、脊髄(せきずい)や神経根が圧迫される病気です。
頚椎(けいつい)や腰椎(ようつい)に起こることが多いです。腰の場合は馬尾(ばび)神経が圧迫されて痛みや痺れの症状等が出ます。
■原因は何?
先天的(生れもって)と後天的(加齢やケガや日常生活など)があります。
後天的な場合は、加齢、外傷により椎骨の退行性変化及び軟部組織と肥厚が原因となります。
腰推の場合、片側の下肢に坐骨神経痛がよく見られます。痺れや痛み、感覚障害や筋力低下が現れる事が多いです。
両側の下肢の場合は痺れや痛みの範囲も広く症状がおよび、排泄障害(便秘や頻尿など)
男性では異常な勃起状態が現れることもあります。足の裏に(足底)に、もちが貼り付いたような違和感や特徴的な症状に間欠性跛行(かんけつせいはこう)があります。歩いているうちに神経の圧迫が強まり痛みや痺れのため歩行が続けれなくなります。が、座ったり前かがみになったり、休んだりと安静にすると痛みは消えて再び歩行が可能になります。脊柱管狭窄症は腰推変形性すべり症と合併して起こる事も多いです。
高齢者転倒
【痛みを軽減させる運動療法を解説】
脚(あし)の曲げ伸ばしや体重により、ひざ関節には常に負荷がかかっています。
加齢や運動不足でひざを支えている筋肉が衰えると関節の負担が大きくなり痛みが起こる要因になります。
運動療法により筋肉を鍛え、痛みの緩和を行います。ただし、急性期型の方は当院の診断、治療を受けた上で行う必要があります。ひざを痛める恐れがあるからです。
筋力トレーニングは、
大腿四頭筋(太もも前面)を中心に鍛えます。ひざ関節を支えている筋肉で、関節にかかる負担を減らし、痛みを改善させる効果が期待できます。
ストレッチは、筋肉・ひざ関節を柔軟にし、脚(あし)の動きをスムーズにします。
ひざの痛みが続くと、日常生活の色々な場面に支障が生じ、生活の質が低下しています。
外出、仕事、趣味などを快適に行うため、辛いひざの痛みは我慢しないで、先ずLove整骨院を受診して下さい。温めたり冷やしたり、電気刺激を与えたりして痛みを軽減する物理療法をしています。そして私達の手を伝い筋肉を揉みほぐし、ストレッチを施します。ひざの状態や痛みの原因にあわせて適切な治療を施行します。
高齢者の転倒予防
高齢者の方が転倒してしまうと、骨折などの大きな怪我につながり、そのことが原因で寝たきりになってしまうということがあります。
そういった事故が起こる前に防ぎましょう。 まずは環境の整備。つまずきそうなものは整理整頓を心掛けましょう。
環境が整ったら体づくりです。
体を動かす機会を増やし、筋力強化、現状を維持するために無理のない程度に運動を取り入れましょう。